もう夫を病院におまかせして、未来を信じる。
生きるか、死ぬか、
回復するのか、悪くなるのか、
今、夫は岐路に立たされています。
私は、入院できない方がいる中で、夫が入院できたことに感謝したいです。
ここまで、困難な道のりでした。
数々の目に見えない力が、働いてくれている、と感謝したいです。
保健所の方々、会社の方々、療養先のホテルの方々、夫を運んでくれた方々、
そして入院して、お世話して下さる病院のスタッフの皆様、
これらの方々が、いなければ夫の命はつながらなかった、と思っています。
まずは、本当に本当にありがとうございます。
コロナ感染での入院は、感染症なので、病院内でも隔離されています。
夫を受け入れてくれた、病院は、総合病院です。
コロナの感染者の受け入れは、三人まで、と決まっているそうです。
当然ですが、お世話してくださるスタッフの皆さんは、完全装備の防護服で対応されるそうです。
また、感染の恐れがあるため、病院内での移動も禁止です。
気軽に売店に行ったり、銀行に行ったりも、一切できないです。
病院内でも隔離されています。担当のスタッフも決まっているそうです。
感染を病院内でも絶対に広げられないため、厳重に隔離されています。
入院すると、数々の検査で、状態を把握してくださいます。
夫が受けた検査は、
血液検査・レントゲン・MRI・心電図だそうです。
血液検査・レントゲンは2日に1回されたそうです。(治療の成果を見るために。)
MRIは必要に応じて、
心電図は24時間つけっぱなしで、常時管理されています。
(容態悪化時にすぐ対応するためだそうです。)
もちろん、体温、血圧、酸素飽和度も頻繁に測定します。
ここまで、状態を把握してくださるなら、安心ですね。
まずは夫の主症状である、肺炎を治療しました。
レントゲンの検査の結果でも、左肺が真っ白で、肺に炎症がおこっていました。
それにより低酸素となり、酸素飽和度が低い状態です。
特に夫は、息苦しいという症状はなかったようです。
熱が続き、食欲がなく、咳が出て、体がだるいのが症状だったそうです。
この肺炎を治療するために、肺の炎症を抑える薬を点滴されたそうです。
この薬はステロイド系で、一般的な肺炎の治療や、重度の感染症に使われる薬のようです。
一日2時間、5日間投与されたそうです。
受けた治療の2つ目は、血栓を予防する薬を処方されました。
この年齢になると、生活習慣病を持っている方もある程度いるでしょう。
夫も、ちょっと太り気味、中性脂肪の数値も指摘されていました。
下肢静脈瘤の手術もしましたので、血栓ができやすい体質です。
ここまで書くと、やはり、コロナで重症化しやすいパターンだなと思います。
本当に危ないです。
血液検査の結果、血栓ができかけていたそうで、それを予防する薬が処方されました。
本当に入院もできず、検査もできずだったらと思うと、考えただけでも怖いです。
やはり、生活習慣病は持っていない方が、リスクは低いですね。
コロナに負けないためには、普段の健康管理がやはり重要だったのだ、と思いました。
後は、強い薬を処方されたため、胃を保護する薬を処方されました。
治療のための薬、やはり病気を治すわけですから、体への負担は大きいです。
ですので強い薬で、胃が荒れないようにするために、胃薬が処方されました。
熱が出ていると、食欲もほとんどないようで、水ばかりを飲んでいたそうです。
でも、薬のために、少しでも食べる努力はしていたそうです。
とりあえず、肺の炎症を抑える点滴を5日間やってみて、経過をみるということでした。
肺炎の点滴が終わったら、抗ウイルス薬の点滴も5日予定されています。
発症から13日、入院から3日の9月9日、
やっと薬なしで熱が下がった、と連絡がありました。
希望の光が見えてきました。
でも、本当に夫が病院から戻ってくるまでは、私は祈り続けます。
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