S君からの同棲の申し出を断った私。

プロフィール

恋愛にうつつを抜かした私は、ダメな社会人でした。

仕事もできなくて、心を閉ざしがちになり、結婚に逃げたいと思っていました。

ですが私は短大卒なので、私が社会人でもS君はまだ大学生でした。

卒業を待つしかありませんでした。

仕事は上の空、稼いだお金でS君に会いに行く。

私は銀行の仕事ができなくて、ミスばかりしていました。

自分なりに一生懸命やるけれど、他の人との差がありすぎてついていけない状態でした。

ですが、みんな仕事ができる人ばかりだったので、仕事上のフォローはしてくれました。

私はみんなに申し訳ないし、ミスが怖いし、心を閉ざすようになりました。

仕事が順調でも、自分以外の人には、あまり心を開かなくなりました。

ですが、同じ短大の先輩は違いました。

こんな私にいつも声をかけてくれたり、食事に誘ってくれました。

私はこの人だけは心を開くことができました。

とてもやさしい人で、今でもずっと連絡を取り合っています。

私が仕事を頑張れるのは、S君に会いに行くためのお金を稼げるからでした。

月に一回、金曜日の仕事帰りから、S君の住む町へ列車に乗っていきます。

親には友達の所に泊りに行くと、嘘をつきました。

なぜなら私の親は、婚前交渉なんてもってのほか、と思っていたからです。

彼が駅まで迎えに来てくれている姿を見たら、飛び上がるほど嬉しかったです。

そして、外食をして、予約したホテルに泊まって、ずっとS君のそばにいて。。。。。

翌日はホテルを出て、S君の住む町の色々な所を観光しました。

これだけが私の楽しみでした。

列車と恋人

そして日曜日の午後、S君と別れ、

列車に乗る時には、私はいつも泣いていました。

家に帰ると、親にばれないか、びくびくしていました。

そして、また、明日の月曜日から仕事が始まることが

嫌で仕方がありませんでした。

30年前、遠距離恋愛にかかせない電話と手紙。

恋人となると、一般的に何でも話し合える関係です。

私は仕事でうまくいかない悩みを、S君に相談していました。

当時私の時代ですと、携帯電話やスマホなんかはありません。

ネットも一般的には普及しておらず、メールのやりとりはやってなかったです。

ですので、電話で話すとなれば、家の固定電話を使わなければなりません。

S君は寮に下宿していましたので、寮に電話して取り次いでもらわなければなりません。

電話

このようなこともあり、電話で話すとなると、

家族や第三者のそばで話すことが多かったのです。

私の家ではS君から電話があると、自分の部屋の電話につないでもらって、

家族に話を聞けないようにしていました。

なぜなら、恋人関係となると

「大好き、とか愛しているなど。。。」とか

感情をこめた言葉を使うこともあるからです。 (笑)

ですが、S君の方はあまり長話ができません。

寮の公衆電話だからです。

他の人が使うかもしれないからです。

そして電話代も、その頃は距離によって違いました。

距離が遠いほど、1分当たりの電話代が高くなります。

だから私は「いつも電話代が高い」と親から注意されていました。

手紙

もっと話したいのに、話す時間に限りがありました。

だから思いが募ったときは S君に手紙を書いたりしていました。

ですがS君は大学の工学部の研究が忙しくて、あまり返事をくれませんでした。

そしてS君から、同棲しようと言われた。

私はS君に、仕事の悩みを話したり、していました。

もっと話をしたいのに、できなくて寂しい。

会いたいときに会えないから寂しい。

と、私はS君に言いました。

二人の距離が離れれば離れるほど、

話したり会う時間が少なければ少なくなるほど、

私は思いを募らせていきました。

酔いしれる女性

今思えば、全く他が見えていない状態

二人の時間と空間があけばあくほど、恋に酔いしれた状態。

健全な恋愛というよりも、私の心の執着とも、とることができます。

そしてS君は言いました。

「そんなに寂しいなら、僕の所に来ればいい。

同棲しよう。あと少しで卒業だし、就職も決まったから。

だから僕が卒業するまで、仕事頑張って。」と。

と私にとっては嬉しい言葉でした。

高校1年生から付き合い始めてS君が大学卒業するまで、

7年間付き合ったことになります。

そのうちの4年間が遠距離恋愛という事です。

私は好きだから一緒にいる事よりも、結婚式に憧れを持っていたのか?

S君との長い遠距離恋愛は、もちろん親も知っていました。

両方の親も認めてはいました。

両親はS君のことをしっかりしていると、思っていたようです。

二人がいつか結婚するつもりだ、という事も家族は知っていました。

遠距離恋愛が辛い、という事も親はわかっていたはずです。

ですが、反面親は私のことを危なっかしいと思っていたようです。

なぜなら、

  • 大事な時期に恋愛にうつつを抜かした。
  • 視野が狭い
  • もっとやることがあるはずなのに、S君との恋愛ばかりにエネルギーを割いている。
  • 仕事も一人前ではない。
  • 家事も一人前にできない。
  • 地に足がつかない、ふわふわした感じがある。

私のことを見ていて、陰ながら心配していたようです。

年は22歳になって嫁に出していい年だけど、

この子を見ると不安だと思っていたようです。

そして親に、S君から同棲の申し出を受けたことを話すと、

「手塩にかけて育てた娘を、犬猫のようにS君にやるわけにはいかない。

ちゃんと結納をして結婚式を挙げてから結婚してほしい。

ちゃんと手順を踏んで結婚してほしい。

私たちにとっては大事な娘である。だからちゃんと約束をしてほしい。」と。

ちゃんと手順を踏んでの結婚は理想でもあります。

特に女性にとっては。

いえ、今このように思うのは私だけかもしれません。

花嫁

私は、寂しいから一緒にいたいのは当然ですが、

やっぱりちゃんとした結婚をしたいと思っていました。

おかしな話、

私は小さい時から誰かのお嫁さんになることを、強く夢見ていました。

そして、結婚する時に伴う結納や結婚式の儀式に

大きなロマンと憧れを持っていたのです。

きれいな花嫁衣裳を、一生に一度着れることが私の強い願いでもあったのです。

結婚生活に向けてというよりも、結婚式にお金を使いたいと思っていたかもしれません。

今思うと、地に足がついていないなあと思います。(笑)

だからS君と私がそうなる状態まで、私は待つことを決断したのです。

そして私はS君に、

「同棲はしたいけど、私は親と同じで、ちゃんと結婚式を挙げて結婚したい。

だからそうなるまで私はずっと待っている。」と。

私はS君からの同棲の申し出を断って、

結婚できるその日まで、待つことにしたのです。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

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