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「私の長男を襲った金銭詐取事件④」

2023年6月24日

長男は、A、という青年に騙されているかもしれないことに、気が付きました。

そして、そのお金は返金されない可能性がある事にも、気が付きました。

この記事では、その後、弁護士さんに相談したアドバイスの結果とその後の経過について綴ります。

弁護士さんに相談した結果の、アドバイス

スーツ男性

私と長男は、A、という青年との間に起こった金銭問題を、

通っている相談センターの支援員さんに打ち明けました。

そしてこの金銭問題に対処するために、弁護士さんを紹介されました。

その弁護士さんは、

長男のような精神障害の人を助ける意味でも、活動をされていたようでした。

法律相談は、期間限定で自治体がやっている相談料無料の所もあります。

ですがそれ以外は、

たいていは相談料として、1時間ぐらいで5,000円がかかるようです。

今回お世話になった弁護士さんは、初回の相談料は無料だったと思います。

私たちは予約をして、弁護士さんのいる法律事務所を訪れました。

そして私がまとめた金額の資料や二人の言動の記録と、

長男がずっと持っていたレシートの山を持っていきました。

私は長男の生活リズム表と付け合わせ、

長男とA、という青年の言動を日にちごとにすべて記録していました。

日記

そして、今までの経過を、弁護士さんにお話ししました。

そして、以下のようなアドバイスを受けました。

  1. 相手への請求額が40万円程ならば、60万円以下になるので、簡易裁判所において少額訴訟ができる。
  2. 訴訟の前にまずは、相手方に金銭を借りていることを認めさせ、根気強く督促をしていくことが第一歩。
  3. 立て替えた金額のうち、物品の購入額が多いので、物品自体を返してもらうことも有効な回収手段である。
  4. まずは、相手がどのような人物かを情報収集した方が良い。
  5. とりあえず、今の段階では、相手に対してアクションを起こしてみる。            その反応によって次の手立てを考える。

弁護士
弁護士

このようなことで困る人は多いです。

普通は僕にお金を払って全部任せてもらって、解決できることもあります。

ですが、今後このようなことを起こさないためにも、

長男さんには、できることは自分で動いてもらうのがいいと思っています。

その経験が、今後の長男さんにとって、とても重要になると思います。

困ったことがあれば、サポートしていきます。

つまり、弁護士さんからこのようなアドバイスをいただきました。

まずは、金銭トラブルが起こった時、対処法を自分で動いて体験してみる。

どういう対処を具体的にやっていけばいいのか?一つ一つやっていく

その経験が、今後の長男にとって役立つでしょう、という事でした。

もしまた先々で、金銭トラブルに会った時

どういう対応をすればいいかを、知っておくだけでも違うでしょう

また、この苦い経験をしたことで、

次はこのようなことにならないように注意することができるかも、と思いました。

人は感情を揺さぶられるほど、辛い体験をすると、それは必ず覚えているものです。

苦しい体験をするからこそ、その人の今後の糧になるのではと考えます。

力

長男と、A、という青年のその後のやりとり

長男は、私の忠告と、B、という青年の忠告を聞いても、

自分が騙されているかもしれないことを、受け入れることができませんでした。

そして次男が忠告したことで、

自分が騙されているかもしれないことに、気がつきました。

絶望

ですので私はこれ以降、

長男にA、という青年に会わないほうがいい、という事を伝えました。

これ以上、A、という青年に会うと、またお金を使わなくてはならなくなるからです。

これ以上、金銭的な被害を拡大しないためにも、もう会わないように言いました。

ですがそれ以降も、

何回もA、という青年は長男に電話をかけてきて、呼び出そうとします。

A、という青年のATMがなくなったから、困っているのかもしれません。

作戦として、長男に次のようなことをA、という青年に、伝えさせました。

A、という青年
A、という青年

今日、良かったら釣りに行きませんか?

長男
長男

もう、僕にはお金がないので、行けないです。

この前、親に見つかって、お金を使いすぎだと怒られました。

そして、財布とカードは親に取り上げられてしまいました。

だから行くことはできません。

それでもA、という青年は、

A、という青年
A、という青年

この前君が話していた、ネットゲームの爆破予告の件。

俺の親父が詳しく話を聞きたいと言っているから、

協力してもらえないかな?

今日なら親父がいるから、会えないかな?

長男
長男

今日も、親が見張っていて、僕は外出することができません。

無理です。

手を買え品を買え、Aという青年はしつこく、長男を誘ってきました

ですが、こちらも親が怒っていて、お金も取り上げられ、見張られているという事で、

会うことを阻止しました。

そして弁護士さんのアドバイスどうり、その月のA、という青年の給料日が近くなったので、

A、という青年が誘ってくる時に、返金の督促を何回かさせました。

A、という青年
A、という青年

今日、会えませんか?

親父が、この前の件で会いたいと言っています。

長男
長男

親にお金を取り上げられているし、見張られているから無理です。

明後日、君の給料日だけど、立て替えたお金返してほしいです。

立て替えた金額わかっていますよね?

40万円もあるんですよ。

ラインに僕の振込先書いておくので、少しでもいいから振り込んでください。

振り込んだらスクショを、僕のラインに送ってください。

そして、Aという青年からA、という青年の給料日に、

長男の口座へ3,000円の振り込みがありました。

そして振込のスクショと共に、

A、という青年
A、という青年

僕には、妻とまだ小さな子どもが3人もいます。

お金は妻に管理されているから、僕にはあまりお金がないのです。

生活も苦しいから、あまり返金できません。

というメッセージが送られてきていました。

また、その次の給料日の前に、長男は督促のメッセージを送りました。

了解と返事はありましたが、振込はされませんでした。

このような状況を弁護士さんに報告すると、

弁護士
弁護士

おそらくA、という青年はお金がないと思われます。

次は自宅に行って、直接会って督促するのがいいと思います。

お金を返せないようだったら、買わされた物品を回収する方がいいかもしれません。

物品の中にプレイステーションがありましたよね。

それ1つでも回収できるといいと思います。

という事でした。

ただ自宅に行く前に、もう少しA、という青年について調べた方がいいという事でした。

A、という青年について情報収集をする

男の影

今までA、という青年とつき合っていた長男の記憶を、たどりました。

釣り具を家に運んだので、A、という青年の家に行ったことがありました。

そこでわかったことは、

  • とにかく家が汚くて、ゴミだらけだった。
  • 玄関に外国の紙幣があった
  • 猫を飼っていた。
  • 誰かが2歳ぐらいの子どもをお風呂に入れているらしく、2歳ぐらいの子どもの裸を見た。
  • 嫁さんらしい若い女性の写真を、スマホで見せられた。
  • 自分の仕事は、私鉄の運転手と言っていた。

そして改めて、以前関わったB、という青年に電話して、話を聞いてみました。

  • 高校生だった時からA、という青年は虚言癖がある
  • 今の家は最近引っ越した家である。                             昔は市街地の方に住んでいたが、ある時集団で借金の取り立てに来たことがあった。      だから、逃げるように今のところに引っ越した、という噂がある。
  • A、という青年にお金を貸し返ってこなかった、という人を知っている。
  • 昔から自己中的なので、あまりつきあいたくない。
男の影

また、長男がA、という青年のSNSを見つけてチェックしていくと、

鉄道系が好きなのか、鉄道に関する写真が沢山ありました。

また匿名で、

「自分で私鉄の運転手と名乗っているこいつ、よくも人の金を踏み倒してそれでいいと思っているのか!」という書き込みを見つけたようでした。

そして、A、という青年が、大きい家電を背負ってトラックに乗せる動画がアップされていました。

どうやら、私鉄の運転手というのはウソで、家電の配送をしていたことが後でわかりました。

続きは次の記事で書きます。

今日の私の日常

子育て

最近SNSで、子育ての一場面を色々と書いている人がいて、

私は懐かしく読ませてもらっている。

そうそう、こんなことで苦労していたなあ。とか、

あの頃の小さかった息子達、大変だったけど可愛かったなあ。とか。。。。

そして、今年の2月、次男は彼女と同棲するために、家を出た。

次男は言った。

「彼女と同棲の話が出てるから、この機会に同棲しようと思う。

ずっとこのままじゃ自立できないと思うから。」

本当は我が子が自立することは、喜ばしいことなのに。。。

二つ寄り添う風船

私は改めて、とうとう次男の自立の時が来たのだ、と思った。

そして引っ越しの当日、空っぽになった次男の部屋を見て、涙が出た。

泣けてくるなんて、なんて自分は子離れできない親なのだろう。。。

そして、この独り立ちの親子の別れが、

ずっと永遠に一緒に暮らせななくなるかもしれない事にも、思いを馳せた。

ますます、泣けてくる。。。

今まで一生懸命育ててきた事は、もう戻らないんだなあ。と。

ただ、私の思い出としてだけ残るんだ。と。

母子の思い出

次男が出て行って良かったことと言えば、間違いなく家事が減ったという事だろうか。

ふと考えれば、かなり楽になったなぁ。

一人いるかいないかで、ずいぶん違う。

過去に次男の同棲についての記事を書いていました。

興味のある方は下記をクリックしてください。↓↓↓

次男、二度目の正直で、本当の自立となるか?

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

思いにふける女性