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「返済が滞り、A、という青年の不幸な生い立ちが判明」

2023年6月24日

少額訴訟の結果、A、という青年は私たちに30万円を支払う義務が生じました。

和解が成立した翌月から、A、という青年の返済が始まりました。

しかしある時また、A、という青年からの返済は滞りました。

この記事では、どうしてA、という青年が返済できなくなったのか?の

新たに判明した事実について綴ります。

この記事は前記事からの続きで、「私の長男を襲った金銭詐取事件⑨」となります。

虫眼鏡

和解が成立して、7ヶ月目に、A、という青年の付添人から電話

長男は、A、という青年と30万円で、和解が成立しました。

返済は、毎月2万円ずつを15回払ってもらう約束です。

和解が成立した翌月から、

A、という青年は長男に、毎月2万円ずつ返済しなければなりませんでした。

和解が成立した翌月からは、A、という青年の給料日と思われる日に、

長男の口座へ毎月2万円の振り込みがなされるようになりました。

順調に返済が進んでいたのですが、返済が始まって7ヶ月目ぐらいに

ある女性から長男に電話がありました

電話

その女性は、裁判所に出頭した時のA、という青年の付添人でした。

名前を聞いて、A、という青年との関係を聞いたところ、

A、という青年の実母ではないことがわかりました。

この付添人の女性は、A、という青年の実父の妹に当たるそうです。

A、という青年はウソをついて、父は警察官と言っていました。

ですが、自宅に押し掛けた時、父親の名前を聞いたら、知らないと言いました。

つまり、長い間父親と会っていなくて、名前を知らないのは本当だったみたいです。

その付添人である、A、という青年のおばさんに当たる女性が、

どうもA、という青年を自宅に預かり、面倒を見ているようでした。

話しかける女性

実際お金を振り込んでくれたのは、その付添人であるおばさんだったのです

おばさんが、A、という青年の口座を管理していて、

給料日になったら長男へ振り込んでいたそうです。

ですがこの付添人であるおばさんは、下記のように長男に話しました。

付添人のおばさん
付添人のおばさん

実は、和解が成立してから今まで、私がAの面倒を見ていたんですよ。

私がAの給料日に、お金を引き出してあなたの口座に振り込んでいました。

ですが私が面倒を見ているのにも関わらず、

Aは感謝することもなく、私に暴言を吐くようになったのです。

私の心も家庭もだんだんと気が滅入り、

もう私たちのところでは、Aは預かれないと思うようになりました。

もう限界なのです。

もう限界なので、Aを実母の所に戻そうと思います。

ですので、Aが実母の所に戻ったら、あなたへの返済が滞る恐れがあります。

今日はその連絡だったのです。

それを聞いた長男は、とても落ち込みました。

絶望

ですが仕方がありません。

またおばさんがそうやって振り込んでくれていたことは、

逆にA、という青年の不誠実さを考えると、恵まれていたと思います。

ですがおばさんは、極力自分ができる間は、

A、という青年の口座からお金を引き出し、振り込むつもりだという事を言ってくれました。

しかし、とうとうA、という青年は無職になってしまった。

A、という青年のおばさんから、もうA、という青年を預かることができないと、

電話があった数日後、

またA、という青年のおばさんから電話がありました。

付添人のおばさん
付添人のおばさん

実は今日、Aが会社の取引先で掛け時計を盗んでしまって、警察に逮捕されました。

当然即、今勤めている会社をクビになりました。

もう、ここまでくると、私たちも本当にこれ以上預かれないので、

Aを実母の所に戻そうと思います。

その時に私の方からも実母の方に、

和解調書は法的効力があるからお金は返済しないといけない、と強く言ってみようと思います。

ですが今までの経緯から、Aもその実母もとてもいい加減な人なので、

返金される可能性は少ないでしょう。

このようなことがあり、A、という青年は実母の所に戻されました

結果、Aという青年からは和解金30万円のうち、9回分の18万円が返済されました。

最後の9回目の1回だけ、A、という青年の実母が振り込んでいたようでした。

しかし、結果、その後の振り込みは今になるまでありません。

あと12万円残っている形になります。

お金

付添人であったA、という青年のおばから聞いた新たな事実

支払いが数か月滞っていたので、私と長男とA、という青年の付添人であったおばさんは、

弁護士の先生の所を訪れました。

今後どのようにしていけばいいのかの、話し合いを持ちました。

そしてそのA、という青年のおばさんから話を聞くと、

A、という青年の新たな事実がわかりました。

思い出

それは以下のようになります。

A、という青年は、

  • 結婚していて、妻や子ども3人いるのはウソ。
  • A、という青年が父親の名前を知らないのは、A、という青年が3歳の時両親が離婚したからだ。
  • A、という青年の実父は、その離婚の時に、二度とA、や実母と関わらないという約束をして離婚した。
  • A、という青年の実父は、今は新しい家庭を持っているので、絶対にAと実母には会わない
  • 付添人のおばさん(Aの実父の妹)も、本当は一切Aと実母と関わらないようにと、実父にいわれていた。
  • しかし、たまたま通りすがりでA、という青年を町で声かけてしまって、今回のことにかかわるようになった。
  • なぜA、という青年の実父が離婚に踏み切ったかというと、A、という青年の実母がだらしなかったからだ。毎日朝早くから夜遅くまで働いて帰ってくるのに、いつも家に人を呼んでどんちゃん騒ぎしいて、耐えられなくなって離婚した。
男女対立
  • その後、実母は、A、という青年がいながらも、次々に新しい人と結婚していて子どもも設けている。今の一緒に住んでいるパートナーは数人目であるらしい。
  • A、という青年の実母は、今回の和解金についても、親として責任をとろうという気は一切ない。成人しているA、という青年が自分で起こしたことだから、自分で責任をとるしかないと思っている。
  • A、という青年に問題があって、発達障害のおそれもあり支援が必要と、周りが忠告しても、A、という青年の実母は、全くそれを受け入れようとしなかった。
  • 他の人からも借金を返してほしいと、訴えられており、税金の支払いも滞納している。
男の影

A、という青年の生い立ちを知った私の思い

私はここ最近ずっと、

「私の長男を襲った金銭詐取事件」シリーズ①~⑨をブログで書いてきました。

私がなぜ、A、という青年と呼んでいるのか?

本当ならば、自分の長男の金銭をだまし取るやつは、憎いです。

ですので通常なら、初めからAという男、と書いたと思います。

ですが、今回のことで私はA、という青年の生い立ちを知りました。

男児

A、という青年の不幸な生い立ちを知ると、

A、という青年を、A、という男と憎しみをこめて呼ぶことはできません

私にとって、A、という青年からお金が戻ってこようが戻ってこないは、全くどうでもいいことです。

ただ、このA、という青年をこの世に生み出した、実父と実母に対して怒りを覚えています

とても強く思ったのは、

この世に2人で生み出した大切な命を、どうして責任をもって育てなかったのか!!

という事です。

産みっぱなしにせず、責任をもってきちんと育てろ!!という気持ちです。

思いにふける女性

もしただ一人だけ、A、という青年を信じてくれたり、

味方になる人がいたらもっと違っていただろう、と思います。

しかも途中で、周りもA、という青年に支援が必要なことを忠告したにも関わらず、

実母は受け入れずA、という青年を放置しました。

両親が離婚して、残された子どもは、そばにいる親を頼るしかありません。

それなのに、次々にパートナーを変えていたなら、

A、という青年の居場所はどこにあったのだろうか?と思います。

とても寂しかったのではと思います。

見る少年

A、という青年が嘘をつくのも、お金に目ざといのも、

生きるためにそうならざるを得なかったと思います。

実父も、新しい家庭を持ったから会えない、という事なのでしょうが、

陰で少しでも心を運んでいてくれたら、違っていたのではと考えます。

まさに、前記事で書いた基本的信頼感が得られていない状態だったのではと考えます。

                 基本的信頼感とは?

母親が子どもを産みだした後の乳幼児期は、母子一体となる期間がある。

母子一体感がしっくりりすればするほど、子どもの中に人を信じる豊かな信頼感が身についてくる。

基本的信頼感が得られた子どもは、人や自分を信じる事ができ、自信や意欲に満ちている

基本的信頼感を得るためには、子どもが母親を信じる力を強くすることが、必要である。

そのためには、母親は赤ちゃんが望んだことを十分にしてあげる必要がある

※上記は、「生き方の道標 エリクソンとの散歩 佐々木正美著 子育て協会発行」を引用し要約したものになります。

基本的信頼感を書いた記事は以下をクリックしてください。↓↓↓

「私の長男を襲った金銭詐取事件①」:19日目

大人にも色々な事情がある、というのも重々承知しています。

私も実際、離婚になって子ども2人を育てました。

一人親で子どもを育てるのは、並大抵のことではできません。

必ず周囲の支えが必要です。

私は周囲の力があったからこそ、何とか育てることができました

私は未熟なりにも、頑張って息子たちを育ててきたつもりです。

母と息子

ですが、今でも自分の母親としての未熟さに後悔しています。

もっと、ありのままの長男を他の子と比べないで、信じて励まし続けることができていたなら、

今は違っていたとも思います。

当時の私は長男を他の子と比べ、

「うちの子はダメだ」と不安になり、信じ切ることができなかったのです。

そしていつも、怒ってばかりいました。

悩む女性

ですので今回、A、という青年の生い立ちを知って、

こういう子どもたちがいるんだという事を思い知らされました。

この世に生み出した命ならば、周囲の力を借りて、精いっぱい育ててほしいと思います。

このような不幸な子どもたちが、少しでもいなくなることを心から、願っています。

赤ちゃん

今日の私の日常

ブログ毎日1記事公開を始めて、早くも26日が過ぎました。

ですが、昨日の晩は、このA、という青年の家を訪問しに出かけました。

この事件まだ、解決していないからです

ですが、完璧に居留守を使われ、A、という青年に会えませんでした。

そしてその後も、私と長男と付添人のおばさんとその友達と、

長い間話し合いを行いました。

とても疲れました。

疲れた女性

本当はこのようなことに、関わりたくないです。

長男が諦めないので、仕方がなくつきあっている感じです。

私だったら、すぐに諦めて他のことにエネルギーを注ぐのに。。。と思っています。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

瞑想