私の恥ずかしい過去②「真光教に首を突っ込む」
一般的に宗教にかかわる人は怪しい。。と思われていると思います。
もし、その宗教に入って抜け出せないものなら、その人の家族にも影響が及びます。
だから、関わらないほうが無難でしょう。
それは頭でわかっていました。
ですが私の知りたい、試したいという欲求は抑えることができませんでした。
私はどうしても昔からこういうものに、興味がありまして。。。
人を疑うこともせず、興味があったら飛び込んでいきました。
今から30年ほど前の若い私は、危なっかしい世間知らずでした。
駅前で手かざしする真光教は怪しいのか?
駅前でよく通行人を引き留めて、
「あなたの幸せのため、自分の練習のため、手かざしをさせてください。」
と3分ほど人に向かって手かざしをする宗教をご存じでしょうか?
私が関わった頃、このような宗教は真光教と呼ばれていたようです。
本当の所、今の私もこの宗教が怪しいかどうかはわかりません。
すべてを知っているわけではないので。。。
でも、見た目はちょっと怪しいですね。。

私は興味本位でこの真光教に首を突っ込みました。
この怪しい宗教、危険なのでは?と思いそうですが、私の場合首を突っ込んだのは1か月ほどでした。
つまり大きな金銭的な被害もなく、あっさりとやめられました。
1か月という短期間だったので、本当の真光教の真実はわからないままです。
きっかけは、若い男性に声をかけられ、手かざしを受ける
この頃は、私は19歳だったと思います。
ちょうどS君と遠距離恋愛が始まったころでした。
駅前を歩いていると、ある人から声をかけられました

すみません、今お時間大丈夫ですか?
あなたの幸せのため、自分の練習のため、3分ほど私の手かざしを受けてもらえませんか?

あ、はい大丈夫です。。
そして駅の広場の片隅に行き、この男性から3分ほど手かざしを受けました。
感想は、、何も感じませんでした。
その男性は「ありがとうございます。」と言って私にパンフレットを渡しました。
そのパンフレットには、
病気が治っただの、家庭不和が良くなったなどと体験者の声が書いてありました。

良かったら詳しい話を聞きに来ませんか?
と言われ、私はあっさりとその人についていきました。
真光教の施設に行って話を聞く
案内されたのは駅前から、30分ほど離れた郊外でした。
古い民家のような建物に連れていかれました。整っている施設とは言えません。
そこには10人ほどのおじいちゃん、おばあさんがいました。
私を案内してくれた男性は、若い20代位だったと思います。とても優しい感じです。
私が施設に入ると、奥から年老いたおじいさんが近寄ってきました。

よく、来ましたね。
ここにご縁があってあなたは幸せです。
色々勉強して、深めていけば人を助けられるようになりますよ。
そして、そばにいたおばあさんからも声をかけられました。

わたしはねえ、ここにご縁をもらって病気が治ったんだよ。
本当に人生救われたと思うから、毎日こうしてここに来ているんだ。。
そして他にも年老いたおばあさんが、「ここに来て救われた。救われた」と言っていました。
そして私を連れてきた男性から、冊子を見せられ話を聞きました。
内容はほとんど覚えていませんが、以下のようなことを言われました。
30年ほどの前の話で、正確ではないかもしれません。

今日から3日間ここに来て話を聞いて、勉強してください。
入会金として1000円程払えば、あなたにお御霊を分けることができます。
どうしますか?

はい、とりあえずやってみます。
3日目の研修後、長い手かざしと信者の人達から拍手かっさいを受ける。
3日の研修の最後の日、私は大部屋に連れていかれ、正座させられました。
私の正面には、そこの施設の一番偉いおじいさんが座っています。
そして、何やら祝詞のようなものをあげていました。
そして10分から20分ほどの手かざしを受けました。
その手かざしが終わると、また祝詞のようなものを上げられ、
「おめでとうございます。」と言われました。
それを合図に、そこにいた沢山の信者の人たちから、拍手喝さいを受けました。
そして大事に扱われた、首掛け紐のついた白いお守り袋を渡されました。

これはとても強力なお守りなので、肌身離さず、首からかけて持っておいてください。
これを持てば、練習することで、人に手かざしもできるようになります。
この前の、飛行機墜落事故で唯一助かった人は、このお守りを持っていたのです。
真相はわかりませんが、私はとりあえず、そのお守りを肌身離さず持つことにしました。
私があっさりとこの真光教をやめた理由
私は施設にまで話を聞きに行って、お守りを授かったにも関わらず、
わずか1ヶ月でこの施設に通うのをやめてしまいました。
なぜやめたかというと、以下が理由になります。
- やってみたいと思ったものの、私が実際に手かざしを受けて、特に何も感じなかった。
- 施設に通うのが面倒。
- とりあえず自分の深い悩みは、今の所ない。
- 人様を助ける気もない。
- 手かざししているところを人に見られるのが恥ずかしい。
- 肌身離さずつけていたお守りが汚れてきて、ついにはなくしてしまった。。。
そうなんです。私は大事に扱われているこのお守りを、なくしてしまいました。
この大事なお守りをなくしたら、きっと施設の人に怒られると思い、行きたくなくなりました。
真光教を信じている方にとっては、とても罰当たりなことかもしれません。
ここでお詫びさせていただきます。

また、当時の私は人様を助けるなどという、大きな心は持ち合わせていませんでした。
自分が幸せになればいい、と思っていただけです。
なぜ自分は怪しい宗教に首を突っ込むのか?
今自分で、昔の自分を分析すると下記のようになりました。
心に不安があるため、何かにすがりたいと思っていた。
私がS君と遠距離恋愛をしていた頃、私は18か19歳。
S君との遠距離恋愛で、S君と会う事だけにエネルギーを注いでいました。
だから他の事は上の空で、楽しめませんでした。
S君との遠距離恋愛を知りたい方は下記をクリックしてください。↓↓↓
遠距離恋愛は、会えない時連絡ができない時、ふと不安になるものです。
私の場合、S君に会える時だけ幸せで、会えない時はつまらないとなりがちでした。
会えない時間が長い分、不安な時間の方が長くなります。
ですので、私の場合この不安があったため、何かにすがりたいと思っていたのです。
自分に不満があったため、変わりたいから大きな力を持ちたいと思っていた。
自分に不満があるのは、昔からでした。
昔の私を知りたい方は、下記をクリックしてください。↓↓↓
小さい時から大人に囲まれ、体を動かしてこなかった私は、運動が苦手でした。
何かと体を使うことに関しては人よりもできが悪く、見た目も太っていてよくありませんでした。
反面妹は可愛かったので、周りの人たちから可愛がられていました。
だから、何でもできて人気のある人が、とても羨ましかったのです。
自分もそういう人になりたい、と思っていました。
でも現実無理だから、魔法でも使って何かの力で変われたらいいなあ、
と考えてばかりいたのです。

だから、不思議な力を持つ真光教を試そうと思ったのです。
何か人にない霊感なんかあればいいのに!!と憧れるのですが、
私には全くそういうものがありません。
真光教の力を使いこなすにも修業が必要なようで。。。
努力するのが嫌だからやめました。
神様はどこにいるのか?探したい。
私の名前を付けてくれた祖母の影響もあり、
知らず知らずのうちに神仏への信仰心が私に芽生えていました。

悪いことをすると地獄に落ちるよ。
良いことをすると神様はちゃんと見てるから守ってもらえるよ。
人が喜ぶことをしていくといいよ。
私は小さい頃から、祖母に会うたびに、この言葉をよく聞いていたからです。
そしていつしか、私は、

その神様に会ってみたい。どこにいるのだろう?
と思うようになりました。
今でも私の心の奥底には、そういう気持ちが潜んでいます。
私は父の家で初めての第一子、初孫でもあります。
父母・父方の祖母・母方の祖母、からとても可愛がられて育ちました。
私の育った家には神棚とお仏壇がありました。
その中でも私の母方の祖母は、とても信仰深い人だったのです。
小さい時から、いつも神様・仏様・観音様・御先祖様の話を聞いて育ちました。
母方の祖母は朝晩読経をする人で、色々なお寺に行ったり、宗教を渡り歩いたと聞いています。
私が生まれた時、私の名前を付けてくれたのは祖母でした。
私が生まれる頃、祖母は御岳教を信仰していて、その先生に私の名前を付けてもらったそうです。
女の子なら、良妻賢母になりますように!!と、願いをこめてつけてくれた、と聞いています。

当時はそういうことも知りませんでしたが、
今考えてみると、小さい頃からの祖母からの影響も大きかったと思います。
また、私の体に、祖母からの血が受け継がれているのも関係があるかもしれません。
私の名前は、姓名判断ではとても字画が悪いです。
字画の通り波乱万丈な人生だと思います。
ですが祖母の想いのこめられた名前が、やはり私の人生に何か意味を持つように感じています。
祖母がつけてくれた名前は大事にしていきたいと思っています。
今は、波乱万丈な人生でも、幸せがこんなところに隠れていたんだーと思うようになりました。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。