乳幼児パンの窒息事故のニュースについて
夫のコロナ感染からほっと一息ついたので、
自分の今現在のプロフィールについて、記事を書こうと考えていました。
ですが、3日前に私の目に飛び込んできたこのニュースが、
私の心をざわつかせました。
ずっと私はこのニュースのことを考えてしまっているので、
このニュースについて思うことを綴っていきます。
ニュースによると、
この乳幼児用のパンを10ヶ月の乳児が、のどに詰まらせて窒息死したということでした。
このパンには対象月齢10ヶ月からと、表記されていたそうです。
そして国民生活センターが、呼びかけたそうです。
パンを子どもに与える時は小さくちぎり、飲み込むまで目を離さないで、と。
このニュースに違和感を覚えたのは、私だけでしょうか?
乳児にパンなんて早すぎる。
何が違和感を覚えたかというと、乳児にパンを与えるなんて早すぎると思ったからです。
- 10ヶ月の乳児になぜ固形物のパンを与えたのか?
- 歯が数本しか生えてない乳児に、なぜパンを与えたのだろう?
- 10ヶ月の乳児がパンをかむことも、飲み込むことも無理だ、と考えられなかったのだろうか?
母子手帳を出して、乳児期のことを振り返る。
私の時代の母子手帳を見返しました。(今から25年ほど前です。)
10ヶ月というと、離乳後期になるとかいてあります。
母乳やミルクを一日に2回程度に減らし、離乳食を一日3回与える。
与える食物の形態は、歯ぐきでつぶせる固さを与える。とあります。
つまり、おかゆの固さです。
赤ちゃんの歯は、6、7ヶ月ごろから生えはじめる、と書いてあります。
20本の乳歯全部が生えそろうのは、個人差はあるが2、3歳ごろと書かれてあります。
パンを与えた真相はわからないけど、背景を考えると心配です。
なぜ歯が生え始めて間もない乳児に、固形物のパンを与えたのでしょうか?
なぜメーカーは、対象月例10ヶ月からと表記したのでしょうか?
数本の歯しかない乳児が、パンをかんで飲み込めるのでしょうか?
飲み込めない可能性が高いことが、わからなかったのでしょうか?
それとも、勝手に赤ちゃんが手に取って食べようとしたのでしょうか?
乳幼児用のパンと売り出されているから、与えられると思って買ったのでしょうか?
皆が与えているから、大丈夫だと思っていたのでしょうか?
ここまでに至った背景はわかりません。
また、お母さんを責める気もありません。
でも背景を考えてみて、もしお母さんがこのパンわが子には無理だなって、
考えられなかっったとしたらとても心配です。
考えられないくらい心の余裕がなかったのでは、と思いました。
もしかしたら、どう育てるか知らないし、わからないと思っていたかもしれません。
過去の私がそうでした。だからどうしても、気になりました。
子どもを授かったら、命の重さを背負い戦う母親の厳しさを、理解してほしい。
結婚して子供が授かったら、
自分の状態がどうであろうと、目の前の赤ちゃんを守らなければなりません。
急に厳しい戦いが始まるといった感じでしょうか。
その戦いは一人ではとても過酷すぎます。
それに付け加え、今の時代は核家族化で、
祖父母に助けてもらえる機会も少なくなったのではないでしょうか?
また真相はわかりませんが、
コロナ対応で、保健所の助産師さんも子育て中のお母さんのサポートが減っていなければいいですが。。。
見えないところで、一人で頑張っているお母さんがいるかもしれません。
お母さんは、家事や仕事もしながら、赤ちゃんの命を預かっているのです。
命という重大な責任を背負って、生活しているのです。
だから、本当にお母さんを助けてあげてください。と言いたいです。
お母さんにかかわるすべての方々、少しでもお母さんに力を貸してあげてください。

自分の子育てを振り返ってみました。
子育ては予期せぬことが多すぎて、いつも不安を抱えていた。
結婚してはじめて子どもが授かった私。
その時の私を振りかえっていました。
赤ちゃんは、可愛いけどどう育てていいかわからない。
でも私のそばには、母もいましたし、相談できる助産師さんもいました。
ですが私の長男は1歳半健診で引っ掛かり、小学生の時に発達障害と診断されました。
普通の子と違って、とても育てにくかったです。
乳幼児期から特定の物にこだわりがあり、いつもパニックを起こしていました。
それで私はいつも、
子どもを育てるって難しいしわからない、と思っていました。
どちらかというと、赤ちゃんが可愛いという喜びよりも、
もう難しくて大変でしんどいと思っていました。
赤ちゃんに初めておっぱいを上げるけど、いつも泣くから睡眠不足。
離乳食始まるけど作るの超めんどくさい。と。
今までの生活と全然違うじゃん。自分の時間なんて全然取れないじゃん。
これ、いつまで続くの。。。。って。
やはり精神的に折れそうになりました。
でも目の前には赤ちゃんがいるのです。守るのは私しかいないのです。
夫と二人の子どもですが、夫は働きに出るから必然的に自分が守るしかないのです。
子供が成長しても、子どもに何かあれば全部母親が責任を負わなければならない。
母親って超重いです。
でも結果、私はたくさんの方々の力を借りて、子育てを続けることができました。
本当にありがたいと思います。
今だから言えること。過去の自分へ、今のお母さんへ。
正直自分の子育てを振り返って、とても辛くて大変だったなあと思います。
当時はとてもがむしゃらで、心の余裕がありませんでした。
いつしか私の顔は笑わなくなっていました。
子育てで、楽しむってどんな感じ?って。
心に余裕がないから、子どもを守り切れないこともありました。
私も、こどもが誤ってお金を飲み込んで、病院に駆け込んだこともありました。
幸いうんちとして排出されたので、大事には至りませんでしたが。
お母さんがいつも不安なら、子どもも不安を抱えたように育ちます。
ダイレクトにお母さんの心が、子どもに伝わります。
お母さんの心が落ち着いてきたら、子どもも落ち着いてきます。
だから笑えるくらいの心の余裕を持ってください。
そんなのもてるはずないと言われるかもしれません。
そうです、心の余裕を持つなんて、難しいかもしれません。
心に余裕がなくなるのは、時間もエネルギーも限りがあることを忘れているからです。
だから赤ちゃんとの生活の中で、
自分が絶対に譲れない幸せなものが何かを考えてください。
その幸せなものを守るために、他の様々なものを捨ててください。
他の様々なものを捨てたら、余裕が出てきます。
そしてその幸せなものを守るためだけに、全力を投じてください。
そしたら自分が選んだ幸せなものがしっかりしてきます。
絶対に譲れない幸せなものって、何ですか?
とても抽象的な表現で、何を言っているのかわからないと思います。
人生にも子育てにも沢山の選択肢があります。
何を選ぶかは自分次第です。
子どもが生まれると、赤ちゃんには様々な可能性があります。
だから親としては色々と期待してしまいます。
私でいうと、
我が子には他の子よりも頭が良く育ってほしいなあと思っていました。
だから早期教育の教材を買ったりしていました。
また、自分もまだまだ独身のようにお金も稼ぎたいと思っていましたので、
資格の勉強などもしていました。
子どもが落ち着くからと、沢山のおもちゃも買い与えていました。
自分の時間も欲しいから、食事も簡単に済ませようとレトルト食品も使っていました。
ですが、子どもの発達の遅れを指摘され、そんな考えは吹っ飛びました。
私にとって本当に大事なものは、我が子の心と体の健康でした。
私は我が子の心と体の健康を守るために、様々なものを捨てました。
- 子供に頭良く育ってほしいと期待する心。
- お金が欲しい心。
- 子どもを落ち着かせたい心。
- 食事を簡単に済ませたいという心。
そして我が子の心と体の健康を守ることだけに、全力を投じてみたのです。
何が譲れない幸せかは、人それぞれです。
あなたにとって、どうしても譲れない幸せって、何ですか?
一度考えてみてください。

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