全てを恋愛にささげた、私の短大生活
高校生の時に付き合った彼とは、卒業を機に離れ離れになりました。
二人は結婚を意識していましたので、遠距離恋愛が始まりました。
生真面目な私の性格に輪をかけて、恋愛の魔力は私を更に盲目にしていきました。
もっと軽く恋愛を楽しんでいたら、もっと未来は変わっていた。
高校・短大生活と言えば、自分の進路の方向性を考えるとても重要な時期でもあります。
この時期に将来の人生の方向性を決めるために、人は様々な経験をしていきます。
私はこの大切な時期に、恋愛にすべてを捧げていました。
今振り返ると、とてももったいなかったなあ、と思います。
なぜなら、一般的に人はこの時期に、様々な体験をしていると思うからです。
- 色んな人と付き合い、自分の人間性の幅を広げる。
- 旅行や留学などをして、見聞を広める。
- 自分の仕事は何をやりたいかなどの目標を定め、勉強したり努力する。
- アルバイトをしてお金を稼ぐ。

人の人生と自分の人生を比べるのは無意味、と自分で言っておきながら、
今振り返るとつくづく、もっといろいろなことを経験しておけばよかったなあと思います。
ですが反面よく言えば、私はこの時期に恋愛にすべてを捧げた結果、
恋愛が魔力であり闇であることは、人よりも経験したと思います。
いつの間にか生きる目的が、この人と結婚するためになっていった。
とてもお恥ずかしいのですが、私はとても重たい女です。
私の覚えている限りでは、私は幼少のころから私は誰かのお嫁さんになる、と思っていました。
普通はスチュワーデスになりたいとか、歌手になりたいとかあると思うのですが、
そういう職業に関する夢は全くありませんでした。
どうしてかわかりませんが、
私は好きな人と恋愛して結婚をするというものに、大きな憧れを抱いていました。
また、一度結婚したら、一生涯添い遂げるべきだとも思っていました。
なぜなら結婚式は、神様にこの人と何があっても添い遂げると誓うからです。

今思えばそんなに固くならなくても、と思うのですが、
この部分は私の強固な信念となっていました。
この強固な信念のために、私はどんどん恋愛に盲目になっていきました。
ただ結婚を夢見て、過ごした短大生活
私は短大に進みましたが、その短大も家政科でした。
動機はいつかお嫁さんになるから、というものです。
食物科と被服専攻がありましたが、
私は手芸や洋服を作るのが好きだったので被服科を専攻しました。
この時期の恋愛は、別の人に心が変わるなんてこともよくある話です。
合コンで意気投合して、別の人と付き合うようになった。
などもよくある話です。
今思うと、こういうことも、人間だから仕方がないかなあとも思います。

ですが、当時の私は全くお堅い女だったのです。
合コンに参加するにはするけど、いつも「彼氏がいるので」と言っていました。
近くに彼氏がいないから、ちょっと付き合ってみるということができなかったのです。
遠距離恋愛のお泊りでの初体験が、二人を盛り上げた。
その分1か月に1回、県外の彼氏の所へ会いに行くことに命を懸けていました。
お互いお金がないので、交通費とホテル代を貯めます。
私は実家暮らしだったので、親に嘘をついて彼氏の所に泊りで会いに行きました。
友達に協力してもらって、
親には「今度の土日○○さんの家に泊りに行くから。」がお決まりのパターンです。
私の親は婚前交渉なんて、もっての他と考えていました。
だから家に帰る時は、嘘をどう取り繕うかを考えて憂鬱でした。
今思えばすべてお見通しだったと思います。
ですが、会いたい思いを募らせながら、やっと出会えた時は嬉しくて仕方がなかったです。
そして二人でホテルに行って結ばれたときは、天にも昇る気持ちで幸せでした。

また、お互い初めて同士というのも、ますます盲目にしていきました。
そして別れて家に帰るころには、何もやる気もなくなり涙するというのが定番になりました。
もう周りや他のことなんて何も見えない状態でした。
電話も頻繁にしていて、いつも長話をしていました。
その頃は携帯電話もなく、
家の固定電話から、彼氏の寮に電話して呼び出してもらっていました。
電話代がとてもかかると、よく親に怒られていました。
そして、親からも、
「恋愛をすべてにしてはいけない、今はまだまだやるべきことが沢山あるはず。」
と言われる始末です。

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