次男、二度目の正直で、本当の自立となるか?
本日2022年2月4日、立春となりました。
旧暦では新年が明けたということです。
気学などの占いでも、本日から新しい年となります。
寒いですが、もうそこまで春が来ているようですね。
2月、3月、4月といえば、出会いと別れの季節でもあります。
私の次男も2月1日、自立の扉を開いて引っ越しました。。。
今回は私の心境など、包隠さず綴っていきます。
次男が家を出ていって、私は子離れのできない母だと感じた。
次男が自立をしようとして、家を出ていったのは今回で2度目になります。
最初は学校卒業して、新卒で建設会社に就職しました。
自宅から遠いところに引っ越しました。
今回も一度目の時も、私は寂しくて、涙が出てしまいます。
子育てが終わり大人になったら、自立して家を出るのは当たり前です。
親元から離れ、家を出ていくことは喜ばしいこととわかっています。
でも、ひたすら寂しくて、二度と会えないわけはないのに涙が出てきます。
こんなの、私だけでしょうか?
大事に育てた娘がお嫁に行く時に、涙するのはわかるのですが、
息子が自立する時に涙する親はいるのでしょうか?
次男が「お世話になりました。」って言って、掃除をして家を出ていきました。
空っぽになった部屋を見て、泣けてくるのです。。。。
夫からは、
「男の子だし、家をいつかは出ていくのだから。
いい加減、子離れしなさいよ。」
なんて言われる始末です。

いなくなって、次男のことが頭をよぎるのです。
- 赤ちゃんの頃から、この子は声が大きかったなあ。
- 二番目だし、いつもおおらかで天真爛漫だったなあ。
- 食いしん坊だったなあ。
- おっぱい飲みながら、いつも私の胸の上でねていたなあ。
- とにかく勉強ぎらいだったなあ。
- いつも友達と楽しく遊んでばかりいたなあ。
- 小学校に入学したら、自転車乗り回して交通事故にあって、よく助かったなあ。
- みんなといつも仲良くして、楽しい学生生活をおくっていたなあ。
と、次男の赤ちゃんからの思い出が次々と、頭に浮かんできます。
次男の最初の自立は失敗に終わった。
次男は夫と同じように、船乗りになる学校を卒業しました。
ですが長期航海は絶対に嫌だということで、長期航海をしない会社に就職したのです。
就職したのは、沿岸部の工事をする建設会社です。
船に乗って工事をします。でも何日かに1回は陸に戻れます。
ですが船に乗っている間は、24時間仕事が終わっても、
会社の人と生活をしなければなりませんでした。
船乗りというのは、やはり特殊な仕事ですね。
仕事以外でも、他の乗組員と生活を共にしなければならないので。
うまくやれればよかったのですが、
入った会社は上下関係が厳しく、新人は逆らえないという風潮がありました。
また建設会社なので、気の荒い怖い人達ばかりだったようです。
仕事が終わってホッとしても、上司に付き合わなければなりません。
それでいつしか、暴言を吐かれたり、暴力を振るわれたりしたことがありました。
心配で連絡を取っていると、
だんだん次男の心がおかしくなっていくのがわかりました。
ついに、「もう何のために働いているかわからない。死にたいよ。」
と次男は言い出しました。
そのころ次男と同じ学校の同級生も、失踪して自殺したということを聞いていました。
ですので親としては、これはいけないと思い、
「もう頑張らなくてもいいよ、やめる方向で大丈夫だよ。」と言いました。

退職を言い出すのも怖くてなかなか言えなかったようでしたが、
何とかやめることができました。
そして2か月ほど無職を経て、今の会社に就職することができました。
本当は船乗りなんか合わないと思っていたらしく、
今は全く違う会社に就職しています。
今回の自立は、結婚を見極めるためのお試し同棲です。
次男は今までに何人かの女性とお付き合いをしてきました。
今の彼女の前にも結婚を意識した女性がいました。
ですが、1年半の交際を経て振られてしまいました。
結婚を前提に付き合っているからと、家にも泊まりにきたりしていました。
でも結局別れることになりました。
母親としても一応結婚を前提にということだったので、
そういう結果になると、なんとなく心をかき乱されたように感じてしまいました。
だからその彼女と別れた後は、
「なんだかんだと振り回されるから、もう次の人は家に連れてこないで。」
と次男に言いました。
そんなこともあり、私は今回同棲する彼女とは、会ったこともありませんでした。
次男が家を出ていく時に、初めてお互いにあいさつをしたぐらいです。
私の今までの経験が、「お試し同棲、大いに結構」と思わせる。
今となって振り返ると、昔の私は、
結婚というものに過剰な期待をしてたんだなあと思います。
私が年頃の約三十年前は、
女性は結婚で寿退社して、盛大な披露宴をするのが一般的な風潮でした。
なんか結婚すれば幸せになれるとか、結婚はゴールみたいに、
私は思っていたのです。
結婚式に着る花嫁衣装や、披露宴に誰を呼ぶかなど、
形ばかりにエネルギーを注いでいました。

浅はかな私は、結婚すれば必ず幸せになれると思っていたのです。
ですが、それはことごとく覆されました。
実際に結婚4年で私は離婚しました。
甘やかされて育てられ、家事能力もそれほど高くもなかったので当然だと思います。
その時を今振り返ると、結婚後は沢山修行させられたなあと思います。
ですので、実際にお互い生活をしてみて、
結婚を見極めるのはとても合理的ではないかと思います。
私のように憧れで結婚して籍を入れ、子どもが2人できて離婚というよりも、
実際に生活してみて結婚を見極めるのは、大いに結構だと思います。
ここまで生きてくると、
実際にその場に身を置いて経験することが、何よりも本当に大切だと思います。
経験こそが自分の宝物になると思います。
いい体験も悪い体験もすべてが宝物です。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。