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もしも退院できるなら、一刻も早くお願いします、と願い出た夫。

2023年1月18日

入院して、夫の命をつないでいただきました。

本当にありがたいです。

五十数年生きてきて、夫にとっては初めての入院生活だそうです。

この初めての体験で、感じたものがあるようです。

5日間の肺炎治療で、夫の体は回復に向かった。

まずは、夫の主症状である肺炎を、治療していただきました。

5日間、ステロイド系の薬剤の点滴を受けたそうです。

何日かごとに、肺の状態を把握しながらの点滴でした。

5日の点滴が終わるころには、肺も回復しているとのことでした。

しかし、問題が発生しました

このステロイド系の点滴の副作用で、体内に血栓が生じている疑いがあったそうです

点滴から3日目の血液検査で判明しました。

よって、その後はずっと、血栓を予防する薬を服用するように言われたそうです。

入院中の日常生活、食事は?

発症から13日目の9月9日、入院から2日目

やっと解熱剤なしで熱が下がったそうです

熱が下がると、食事が7割ほどとれるようになったそうです。

食事ができるようになったと聞いて、妻としては、

ほっとしました。

とにかく、発症からこれまでの間、ろくにご飯を食べたいとは思わなかったそうです。

前半は、水だけを飲んでいた、記憶があるとのことです。

ホテル療養時、配布される弁当は、高熱により食べる気がしなかったそうです。

きっと高熱で、食べれないだろうと、私は下記の物をホテルに送っていました

ゼリー飲料、お椀、スプーン、お茶づけのり、レトルトのお味噌汁です。

これはホテル療養された方が、こんなもの欲しかった、とネットで投稿された情報でした。

夫としても、お椀とスプーン、お茶漬けのりは助かったと言っていました。

弁当は冷たいし、ご飯もかたくて、食べれなかったそうです。

ホテルには湯沸かしケトルがあったので、弁当のご飯をお椀にいれて、お茶漬けにして食べたそうです。

熱が下がると、当然食欲が出てきます

ホテル療養時と違って、病院の食事は温かいそうです。

病人の体に合わせた、体に優しい味付けになっているそうです。

当然、味付けは薄く、量は少なめだそうです。

夫は、寝たきりの病人の方を前提に作られている食事だった、と感じたそうです。

だから、回復して食欲が出てくれば出てくるほど、

夫は、物足りなさを感じるようになったそうです。

入院中の日常生活、トイレやお風呂は?

発症から、これまでの間、夫の体は辛い状況にありました。

しかし、トイレは自力で行くことができたそうです。

排泄も特に何も、問題はなかったそうです。

洗面やお風呂は?というと、

発症から11日目の入院時までは、2、3日に一回着替えだけしていたそうです。

発症からホテルに移動するまでは、体が辛くても、洗濯はしていたそうです。

ホテルには、下着は多めに持って行ったそうです。

入院すると、パジャマが借りられて、2日に一度替えてくれるそうです

発症から15日目、入院から4日目に初めてシャワーを浴びたそうです。

このトイレ、シャワー時に

つながれている酸素濃縮器を外し、心電図を外していたそうです。

入院中の日常生活、時間がある時、何をしていた?

入院とは、とにかく病気を治すことが最優先です。

体調把握のために、常時

酸素濃縮器と心電図を測る装置は体につけられています

だから、あまり自由に動き回ることはできません。

体がきつい時は、何もする気もなく、寝てばかりいたそうです。

テレビを見るのもきつくてできなかったそうです。

電話で、私と話すのも辛い状態でした。

ですが、体が回復するにつれ、テレビを見ることができるようになりました。

私と、少し長く電話で話すことが、できるようになりました。

そして、時間があって、暇だなと思うようになったそうです

病室には、窓がありました。

夫がいた部屋は8階だったそうで、見晴らしは良かったそうです。

回復すると、窓の外を見たり、ネットやテレビを見たり過ごしていたそうです。

ですが、病院内でも完全隔離なので、気晴らしに病院内をうろつくことはできないのです

そして、やっと退院が見えてきた。

治療のお陰で、夫の体は回復してきました。

発症から13日目の9月9日以降、解熱剤なしで、ずっと熱が下がったままでした。

発症から20日目9月16日、肺炎の点滴終了から3日目

やっと、酸素濃縮器が外れました

酸素がなくても、酸素飽和度が97%保てるようになりました。

点滴終了後の検査で、夫の体にはもうウイルスがいないことがわかりました。

よって、抗ウイルス薬の5日間の点滴は、不要になったそうです。

ただ、血栓ができる恐れがあるので、血栓予防の薬はずっと飲むように言われたそうです。

体が回復したからこそ、このままではいけないと思ったそうです。

体が回復すると、感じるものも変わってきます

夫としては、

回復してずっとこの入院生活だと自分の精神がやられる、と感じたそうです。

ずっとこの病室に閉じ込められているなんて、嫌だ。と。

命をつないでいただいて、ありがたい入院生活なのですが、

やはり、当たり前の普通の生活がしたい、と思ったそうです。

当たり前の、普通の今までの生活が

どんなに幸せだったのだろうと感じたそうです。

機械を外して、自由に体を動かしたい。

心電図のアラーム音なんか、聞きたくない。

食事ももっと味の濃い、ボリュームのあるものを沢山食べたい。

ゆっくりお風呂に入りたい。

外の空気を吸いたい。

早く家に帰りたい。

歩きたい。

そして、お医者様から、

そろそろ退院も考えてもいいですね。」と言われたそうです。

夫は、

できるだけ早く、一刻も早く、退院させてください」と申し出たそうです。

そして、発症から22日目の9月18日、朝から私の電話が鳴りました。

急遽だけど、今日退院して、家に帰ってきてもいいかな?」と。

その日は千葉県に台風が上陸すると言われていた日なんですよね。

びっくりです。

えー?台風も来ているのに、その病み上がりの体で本当に家に帰って来れるの?

電車は動いているの?大丈夫ならいいけど、心配だなあ。」と私は言いました。

夫は「大丈夫、絶対に帰ってくるから。」と。

そして、私は夫の帰りを待つことになったのです。

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家に帰ってきた夫を見て、命がつながったと実感した。

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